当地の日本人の間でもあまり知られていない、このヨルダン科学技術大学と日本との関係、80年代に丹下健三がキャンパスの基本設計を行い、その後、病院を含む施設の実施設計を行なっている。最近では、円借款(セクターローン)の一部が教育棟の建設に支出されている。
対ヨルダン円借款事業のレビューをしていて気が付いて検索したところ、丹下健三がかかわったヨルダンにおけるプロジェクト、ヤルムーク大学の他、王宮府もそうだ。
このヤルムーク大学のこのキャンパスはヨルダン科学技術大学JUSTと名称を変更している。一部の校舎は、「人材育成・社会インフラ改善事業(LA120億円)」(55件のサブプロジェクト)の一部、高等教育省向け分がこのJUSTへも支出され、大講義室や教育棟・教育資機材、キャンパス内変電所など整備に使われた。
なお、この円借款事業「人材育成・社会インフラ改善事業」は、2012 年 8 月 14 日、122 億3,400 万円を限度とする円借款供与がヨルダン国と締結されてる。
以下は案件実施支援報告書。