プラトンの弟子、アリストテレスはニコマコス倫理学の中で幸福な生活について述べている。
人々が考える幸福な生活は快楽的生活、社会的生活、観想的生活を行うこと。可能性を実現していくため、善く生きるためには徳が必要でる。徳には思考の徳、性格の徳がある。徳とは卓越性、力量とも、その物が持っている能力を最大限にする。
徳、人間が持っている能力を育てることによって身につく、持っている状態、教示で身につく思考の徳=知的能力、節制や勇気など習慣で身につく性格の徳=倫理的徳、これらが幸福な人生を送る必要条件となる。
重要な徳=枢要徳は賢慮(判断力)、勇気(困難に立ち向かう力)、節制(欲望を規制する力)、正義(他社、共同体をおもんじる力)、全ての徳が力として捉えられていることが重要ポイント。徳という力、節制、を身に付けると、我慢ではなく自らの力の充実、社会の中で実現する充実を手に入れるための節制となる。
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Monday, 16 May 2022
幸福な生活とは?アリストテレスのニコマコス倫理学
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