Tuesday 22 May 2012

油面地蔵通りと油面子育地蔵尊

油面地蔵通り
http://www.city.meguro.tokyo.jp/gyosei/shokai_rekishi/konnamachi/michi/michi/chuo/aburamen/index.html

目黒区目黒4丁目と中町の町境界となっている「油面地蔵通り」という通りが目黒通りの「油面」交差点から祐天寺方面へ約600m延びている。この通りは油面地蔵通り商店街でもあるが、寂れた商店街の様相を呈している。そして、通りの中ほど、ジョリーというベーカリーの横にその油面子育地蔵尊が鎮座している。

元々は目黒通りから現在の地蔵通り入口にある交番の前にあったが目黒通りの拡幅により昭和9年に現在の地に移されたそうだ。

現在の目黒通りと地蔵通りの交差点付近が、三田・白金方面から続く下野毛道が祐天寺方面と碑文谷、九品仏方面に分岐する場所ににあり、地蔵尊の台石に「是より右ゆうてん寺(右面)」、「是より左九ほんぶつ(左面)」の文字が刻まれていることから道標的な意味もあった。

地蔵尊は土手の上にあり2m以上の高さがあったことから高地蔵とも呼ばれている。 地蔵尊は江戸時代、享保の頃、飢饉や耐火で多くの人が亡くなり冥福を祈り救済を願って享保18年7月(1733年)に祐天寺で供養が営まれ、六十六部供養塔ともに祀られた。育児の厄除けに霊験あらたかな子育て地蔵尊として信仰されている。

寂れた商店街の様相を呈していると表現したが、その「寂れた」を逆転の発想で考えれば昭和レトロチックな面がある。昔ながらの「BAR BAR」の看板が現在も変わらず生きている。散髪屋だけは大規模店舗には取って代わりえない業種なのかもしれない。

地蔵通りにあった「揚げまんじゅうの御門屋」が目黒通り沿いへ移転している他は衰退したのだろう、元気がない。目黒通り沿いの目黒五十番という肉まん屋はとふと考えてしまう。

しかし、今風に言えば隠れ家的な商店街であろう。そういう意味でちょっと気になったのがCafe Dinaだ。この地蔵通り、視点を変えれば面白い、今後が楽しみだ。

Cafe Dina
http://r.tabelog.com/tokyo/A1317/A131701/13098307/


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